bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

旅行・散策

御殿場プレミアム・アウトレットへ行く

孫が運転の練習がてら御殿場プレミアム・アウトレットで買い物をしたいというので同行した。ここはかつては遊園地、2000年に開業。現在は290店舗を数える国内有数のアウトレット・モールである。Google Earthで周囲の様子を見てみよう。このアウトレットは御…

町田市立国際版画美術館で「楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師」を鑑賞する

家からそれほど遠くないところに版画美術館がある。ここには、桜の花が綺麗な時期に、花見ついでに立ち寄ったことはある。しかし展示の内容を知って訪れたということはついぞなかった。今回、知人から楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)の展示があり、しかも11月2…

江戸時代初めに建てられた古民家を訪れる

横浜市教育員会が、国の指定重要文化財である、都筑区の関家住宅を公開した。6倍の応募があり、これに当選した人はかなりラッキーとのことだった。関家住宅の最寄り駅は、横浜市営地下鉄ブルーライン線仲町台駅である。この辺りは50年前ごろから開発された港…

静岡市歴史博物館・駿府城公園を訪ねる

夏にも負けない11月に入っての暑さは、今年の天気は狂っていると思わせてくれるのに十分だ(そしてこの記事を書き終えた今日は、気温は急降下した)。運よく巡り合えた久しぶりの秋らしい日に、老人たちの遠足といっては主催してくれた団体に失礼になるが、静…

かつて三菱村と言われた東京・丸の内を訪ねる

中学時代の仲間と丸の内を散策した。仲間の何人かは現役時代にこの場所で勤務の経験がある。しかしその他の人にとっては仕事に行くだけの場所であったため、ビジネス街程度の認識しかない。そこで詳しい人から説明を受けながら、一度ゆっくりと散策してみよ…

日本民家園で「相模人形芝居」を鑑賞する

川崎市の日本民家園で、珍しい催し物があったので出かけた。今回、鑑賞したのは「相模人形芝居」である。これは、近世の上方・江戸で流行した三人遣いの人形芝居が、小田原・厚木を中心とする相模に伝えられ、多くの人の努力によって遺された貴重な芸術文化…

天橋立を見学するー丹後鉄道・船屋・天橋立

旅行二日目は若狭湾の西側、天橋立とその周辺の観光である。 ホテルでバイキング式の朝食をしっかりとり、まずは京都丹後鉄道を体験する。四所駅から栗田(くんだ)駅まで、8時49分発・9時14分着の1両電車である。 乗車駅の四所駅。改札側から。 ホーム側から…

天橋立を見学するー三方五湖と五老ヶ岳へ

8月も末になれば涼しくなるだろうと申し込んでおいた天橋立への旅行は、見事に裏切られすさまじい酷暑の中でとなった。これに雨が降ったら最悪だったのだが、ギラギラと輝く太陽と真っ青な空が迎えてくれた。旅行を申し込んだ時は、雪舟の天橋立に関わる裏話…

「湘南ひらつか七夕まつり」に出かける

平塚で、4年ぶりに制限のない七夕祭りが開催された。この街には、戦前は、海軍の火薬廠があった。このため、第二次世界大戦も終わりに近づいた頃、米軍の攻撃を受けて、焼け野原になった。街の復興を願って、1950年から、七夕祭りが行われるようになった。仙…

トーハクで特別展「古代メキシコ」を見学するーアステカ テノチティトランの大神殿

トーハク特別展「古代メキシコ」の最後のセクションは「アステカ テノチティトランの大神殿」である。百科事典マイペディアによれば、アステカは、「14世紀から1521年のスペイン人による征服まで,現在のメキシコ市を中心に栄えた国家をいう。アステカは首都…

トーハクで特別展「古代メキシコ」を見学するーマヤ 都市国家の攻防

トーハク特別展の3番目のセクションはマヤ文明である。テオティワカン文明がメキシコ高地で誕生し発展したのに対し、マヤ文明はメキシコ南東部、グアテマラ、ホンジュラス西端部、エルサルバドル西端部である。 マヤ文明の地域は、高地が多い南部地域とマヤ…

トーハクで特別展「古代メキシコ」を見学するーテオティワカン 神の都

今回のトーハクの特別展は、四つに区切られていて、2番目はテオティワカンである。ここは、メキシコの首都メキシコシティの北東50km、メキシコ中央高原の一角にあり、海抜2300mの盆地の中央にある遺跡である。紀元前100年から550年までの古代文明が栄えた計…

トーハクで特別展「古代メキシコ」を見学するー古代メキシコへのいざない

トーハクで特別展「古代メキシコ」が始まった。いつも特別展は最後のころになってやっと出かけていたので、混んでいる終了間近を好んでいるのではと冷やかされていた。今回はゆっくりと観たいと考え、あまり混雑しないと噂されている開始直後にした。選んだ…

室町時代中期の水墨画僧・祥啓の作品に触れる

神奈川県立歴史博物館で特別展『あこがれの祥啓』を開催している。祥啓という画僧を今でこそ知る人は少なくなったが、江戸時代には贋作も出るほどの人気があった。祥啓が活躍した時代は、室町時代の中期で、雪舟と同世代かあるいは少し下がる世代である。し…

高崎市・かみつけの里博物館を見学する

高崎市には歴史博物館が多い。今回はその一つのかみつけの里博物館の見学である。 博物館の入り口。 展示室に入ると大きなジオラマがある。6世紀初めに榛名山が噴火し、保渡田古墳群とその周辺が受けた影響を描き出してくれる。右上には二子山古墳・八幡塚古…

群馬県高崎市の保渡田古墳群を見学する

今回の旅行もいよいよ最終日、前々から行きたいと思っていた保渡田古墳群を訪ねる時が来た。群馬県には古代の遺跡がたくさんある。その中でも古墳は際立って多く、4~7世紀の時代を知るのには格好の場所である。先ず群馬県の古墳がどのように推移したのかを…

戸隠神社に行く

今回の旅行の主目的であるクラス会は北志賀高原で行われた。Wikipediaによれば、ここは志賀高原に含まれないようだが、同じようにスキー場としてよく知られている。しかし流石にこのシーズンは閉じているホテルの方が多い。17時にホテルに集合で、温泉に入り…

松代で真田邸・真田家菩提寺を訪ねる

松代は、江戸時代の情緒を残す落ち着いた佇まいの素晴らしい町だ。松代城が残っていればもっと素敵なのだが、今も進んでいる復元事業に期待しよう。江戸時代には、重なる火災や洪水の惨事に遭遇し、初期の松代城の建物は早くに失われた。中頃には本丸はすで…

松代城・藩校文武学校を訪れる

クラス会は夕方からなので、午前中は空いている。それではということで、城下町の松代を訪ねることにした。この町は現在は長野市の一部になっているが、子供の頃は埴科郡松代町であった。昭和41年に合併して現在に至っている。この町の現在の人口は1.7万人弱…

長野・善光寺を訪れる

この季節は日が長い。長野に戻り、ホテルにチェックインしてしばらく休んだ後でも、陽が高かったので、善光寺詣りをすることにした。善光寺には子供の頃からたびたび訪れているので、よく知っているはずの寺だが、その由来については知らない。Wikipediaで調…

森将軍塚古墳館で大規模な竪穴式石室を見学する

古墳を見学した後は、出土品を展示している古墳館を見学した。2階の展示室に入室してまず目につくのは、中央部に設けられた大きな竪穴式石室である。古墳での埋葬方法は、竪穴式石室、粘土槨、横穴式石室など複数種類ある。竪穴式石室は、他の埋葬施設と同じ…

長野県千曲市の森将軍塚古墳を訪れる

多くの人がコロナは収束したと思っているのだろう。そして堰を切ったように集まる機会が増えた。今回もそのひとつ。中学2年まで在籍した学校の仲間から、クラス会を開催するので参加して欲しいと連絡があった。これには高校時代と退職する頃に参加しただけで…

横浜開港とともにやってきたハード家の子孫とゆかりの地を訪ねる

カリフォルニアの友人から、知人が日本を訪れるので、案内して欲しいと依頼があった。先日、その彼女からメールがきて、日本の歴史に特別に興味を持っているという。横浜開港直後に、最初に日本を訪れた商人とゆかりがあるとも書かれていた。少し調べてみる…

江ノ電沿線巡り

4月の中頃に歴史を楽しんでいる仲間と、江ノ電沿線巡りをした。外国人の姿は多く見かけたが、まだ連休前ということもあり、日本人の観光客はそれほどではなかった。最近は、江ノ電は大変人気のある路線で、地元の人たちの利用もままならないほど、観光客で混…

端午の節句に大凧まつりを見学する

相模原市で、「相模の大凧まつり」が4年ぶりに開催されていると聞いたので、見学に行った。この祭りは天保年間に始まり、大凧をあげるようになったのは明治の中頃、天保から数えると200年も続いているそうだ。当初は個人的に子供の誕生を祝って揚げられてい…

四国・中国旅行ー縮景園

旅行を始めて6日目、最終日である。この日はバークレイ時代の友人との再会。前々から広島に行くので会おうと通知したのだが、返事がなくて諦めていた。ところが旅行を始めた数日後に、突然、電話があって、是非ということになり、旅行を一日延ばしての再会と…

四国・中国旅行―宮島

旅行5日目は宮島訪問である。案内してくれたのは、かつての職場の同僚で、私が退職した後に広島で新たな職場を獲得し、この地に移られた方。現在は日本国籍を得られているが、元は中国の人。文化大革命後の厳しい大学入学試験に勝ち抜き、英国に留学して博…

四国・中国旅行ー鳴門

旅行日4日目。愛媛・松山から徳島・鳴門まで行き、最初に鳴門海峡で渦潮を見学。満潮時と干潮時には、それぞれ、瀬戸内海と太平洋の間で、海面に高さの差が生じ、高い方から低い方へと潮が流れる。鳴門付近では、本州と四国の間に、淡路島があり、特に狭い海…

四国・中国旅行ー松山城・道後温泉

浄土寺と石手寺を参拝し、それぞれから御朱印もいただいた。午前中にはもう少しいくつかの寺をまわる予定でいたが、後半の見学が窮屈になるということで寺巡りを切り上げ、ミシュラン2つ星の評価を受けている松山城へと向かった。ここには国の重要文化財がひ…

四国・中国旅行―浄土寺・石手寺

旅行3日目午前は、たくさんの寺院をまわって御朱印集めをしようと目論んだが、あいにくの雨。ずぶ濡れになるのも嫌なので、厳選して2寺だけ見学することにした。最初は浄土寺。ウィキペディアで浄土寺は次のように紹介されている。寺伝によれば、天平勝宝年…