bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

メバルの白ワイン蒸し

外国人観光客の増加が目覚ましいというニュースを耳にすることが多くなった。日本人にとっては観光地であるが、これといった名所もないようなところまでは、外国人が訪問することはないだろうとこれまで高をくくっていた。しかし、それを覆すような事態を先週経験した。

講義の方も軌道に乗り、ぎっくり腰の方もだいぶ良くなってきたので、校務の合間を縫って、伊豆を旅行した。熱海のアカオハーブ&ロースガーデンは、バラの花が見ごろで、平日にもかかわらず、たくさんの観光客が押し寄せていた。観光客の多くは、いわゆる、団塊の世代で、多忙を極めたであろう現役世代を忘れたかのように、夫婦二人仲良くバラを愛でている姿が、なんとも麗しく感じられた。このような場所には、外国人観光客は訪れないであろうという予想は、ここでは、覆ることはなかった。

さらに、伊豆の内部に入って、次の日、伊豆高原で昼食をとることにした。伊豆高原は、桜並木で有名な場所で、3月末には、たくさんの観光客が訪れるが、その時期と夏休みを除けば、閑静な避暑地である。素敵なレストランが少なからずあり、今の時期は、おいしい料理を静かに味わうことができるので、好んでこのあたりの場所で食事をとることにしている。

この周りには、今の時期はこれといった観光場所もないので、外国からの観光客に出会うことはないだろうと予想しながら、今回は、お蕎麦がおいしいことで有名なお店を訪れた。この店への道は細く、対向車とすれ違うのがやっとのところなので、よっぽどの通でない限りはいかない店である。

店に入ると、地元の人らしいお客さんが入り口付近で食事をしていて、慣れ親しんだ地元の店の雰囲気を醸し出していた。おそばを注文して、しばらくすると、ファッション感覚が異なる8人ぐらいの団体の存在に気が付いた。最近の若い人たちのファッション感覚も随分と変わったものだと思っていたところ、抑揚のある言葉が耳に届いた。

周りに観光地がないにもかかわらず、そばがおいしいというだけの日本人好みのお店にも、外国人観光客が訪れ始めたということを認識させられた瞬間であった。

それでも、伊豆で外国人に会うことは少ないのだが、我々が住んでいる町の隣の大和市にはたくさんの外国人が住んでいる。この市にはとても安いモールがあって、我々も時々、そこで買い物をしている。このモールは、多くの外国人が買い物に訪れることが引き金となって、アメリカでよく見るような大きなステーキ肉を安く売っている。安いからと言って、食べきれそうもない肉の塊を買うわけにはいかないので、豊富な食材の中から、おいしそうなものを選んではご馳走を作っている。

今日は、新鮮なメバルをみつけたので、白ワインで蒸して食べることにした。

1.調理法

材料はいたって簡単である。メバルの他に、キャベツ、ミニトマト、レモン、塩昆布、白ワイン、胡椒である(下の写真には、バジルが含まれているが、これはサラダに用いた)。
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メバルは内臓と鱗を取り、キャベツは5ミリ間隔で切り、ミニトマトはへたを取る。レモンは三通りに使い分けをする。4等分にくし切りにし、そのうちの一つは千切りにして蒸す時にメバルの上にのせる。二つはレモン汁とする。残りの一つは食べる時の薬味とする。

アルミホイルに、キャベツ、メバルミニトマト、塩昆布(適量)をのせる。
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その後、レモン汁に白ワイン50cc程度と胡椒適量をメバルの上からかけ、220度に熱したオーブンで25分間蒸す。

蒸し終わるまでの時間を利用して、サラダを作る。今回のサラダは、レタスにトマト、さらに、みじん切りにしたサラダ玉ねぎ、イタリアンパセリ、バジルをのせた。その上から黒胡椒をまぶし、さらに、オリーブオイルをかけて、冷蔵庫で冷やしておく。
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メバルの白ワイン蒸しの出来上がったところで、食べる準備をする。
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今日の食卓はサラダが二種類と健康志向になった。もう一つのサラダは、サラダ用のかぶときゅうりで作られたものである。
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