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bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

ドイツ料理「リンダールーラーデン」を楽しむ

クリスマスが近づくとシュトレン(Stollen)を見かけるようになる。ドイツの菓子パンだが、伝統的にクリスマスの時期に食されている。先日、Kaldiで大量に販売していた。季節ものなので購入したが、少し、甘すぎるかなと感じた。

そうこうするうちに、ドイツ料理には何があるのだろうと考え始めた。市ヶ谷には、パウケというドイツ料理のレストランがある。何回か訪れたことがあるが、本格的な料理を食べた記憶がない。いつも、ビールを飲むことが目的で、ソーセージをおつまみに食べたことしか覚えていない。

インターネットで調べると、グラーシュが出てくる。この料理、以前に記事で紹介した。ドイツのレストランでよく見かける料理ではあるが、ハンガリー起源の料理だ。

さらに検索していくと、ドイツに在住しているご婦人のブログに行きついた。リンダールーラーデン(Rinderrouladen)と呼ばれるドイツの家庭料理を紹介していた。ご主人がドイツ人なので、伝統的な料理なのだろうと思い、少し調べてみた。

ドイツ語で書かれたレシピはたくさんあったが、大体の内容はつかめるものの、正確には読むことができない(大学生の頃には簡単な小説は読めるようになったのに、その後、使う機会がなかったので、すっかり忘れてしまった)。仕方なく、英語のレシピをいくつかさっと読んでみた。

家庭料理ということもあるのだろう。いろいろなレシピがあったが、それらに共通しているのは、薄く切った牛肉に野菜を巻いて長い時間かけて煮込むということであった。

正統な作り方はないようなので、読んだレシピを参考にしながら、リンダールーラーデンなるものを作ってみた。ちなみに、Rinderは「牛肉」を、Rouladenは「巻いた料理」を意味するそうだ。

今日の食材に登場してもらおう。
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次に下ごしらえをしよう。玉ねぎ(2個)は、牛肉の中に入れるだけでなく、煮込むためのスープにも用いるので、薄く切る。
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さらに、肉に包む分はもう少し小さく切る(1/3程度を細かく。残った場合には煮込み用のスープに入れるので多くても気にしない)。
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ピクルス(4本)を細長く切る。
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牛肉(350g程度)を広げる。ドイツではリンダールーラーデン用に牛肉を切ってくれるそうだが、日本ではかなわないので、今回は、すき焼き用の肉を購入した。ドイツ料理なので、赤身の方がよいだろうと思い、米国産にした。
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さらに、ベーコンを広げた牛肉の上に重ね、マスタードを塗る。
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隅の方に、ピクルスと玉ねぎを重ねる。
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この上に、塩、コショウ、パプリカをまぶす。
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野菜がのっている方から、牛肉を巻く。
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料理用のタコ糸で牛肉巻を縛る。
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フライパンにバターをひき、牛肉の表面が茶色になる程度まで焼く。
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鍋に、残った玉ねぎ、ピクルス、表面を焦がした牛肉をいれ、さらに、赤ワイン(150cc程度)、細かく切ったニンニク(1かけ)、トマトペースト(大匙1杯)、マギーブイヨン(1個)を加える。中火で90分間煮込む。水分が少なくなってきたら、水を少しだけ加える。
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リンダールーラーデン(牛肉巻)を取り出す。
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鍋に残されたスープを取り出し、煮詰める。
リンダールーラーデンのタコ糸を外し、皿に盛り付け、煮詰めたソースをかけ、食卓に出す。今回は、温野菜とともに食べた。
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リンダールーラーデンを真ん中で切断すると、中の野菜が見えてきれいである。
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リンダールーラーデンは赤ワインとの相性がよく、おいしくいただいた。ただ、家庭料理にしては、味が強すぎるようにも感じた。マギーブイヨンを入れなくてもよかったような気がした。