bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

ハワイ旅行 ワイコロア・ビーチ・ヴィラズに到着(一日目)

いよいよ、ハワイに出発だ。2年前に息子がホノルルで結婚式を挙げたので、久しぶりというわけではない。しかし、今回は、オアフ島ではなく、ハワイ島とカウアイ島への旅行だ。

10月20日(土)に成田発・コナ着のJAL770便でハワイ島に向かう。日本航空にとっていまやハワイ便はドル箱路線になっている。かつて運航していたハワイ島への直行便は、経営破綻のときになくなったが、昨年の9月15日に再開された。ハワイ島への旅行者にとってはありがたい便だ。

今回旅行を共にするのは、カリフォルニアのサン・ルイスオビスポに住むEdとGayeの夫妻だ。Gayeをカタカナ表記にすると別の意味にとられるので、英語表記で続ける。彼らとは留学したときに知り合った。そのとき最初に着陸したエアポートはホノルルだった。当時の飛行機は米国本土へ直行するほどの航続距離がなく、米国へ向かう便はすべてホノルル空港で給油のために着陸した。入国審査もホノルルで行われ、留学に際して必要とされた原寸大の胸部のレントゲン写真を抱えながら、初めての入国手続きをしたことを今でも鮮明に覚えている。

バークレイでの大学院留学に先立って、英語力を高めるためにUCLAで一月近く英語のインテンシブコースを受講した。その時にホストファミリーになってくれたのが彼ら夫妻だ。当時、彼らには3歳のGlenと8か月のCarenの二人の子供がいた。言葉を覚え始めていたGlenも今や50歳、そして、Gayeはなんと80歳だ。47年もの長い付き合いになる。

我々の便はハワイ時間で同じ日の午前10時に到着した。夜に発って昼前に着くという「過去に戻る」パターンだ。「一日」得した気分となる。コナ空港は、飛行機に寄せられた階段を下りて直接地上に出るスタイルだ。1950~60年代に戻ったような懐かしい気分にさせてくれる。
f:id:bitterharvest:20181101072949j:plain

飛行機を降りて入国手続きに向かう。
f:id:bitterharvest:20181101073010j:plain

成田での出国手続きは機械で行ったが、コナでの入国手続きも機械が主役になっていた。パスポートを機械の上にのせて顔写真と指紋を撮るだけだ。その結果によって二つのグループに分けられる。一つのグループは機械でほとんど入国手続きが済んだ人たちで、簡単な質問だけで入国審査のゲートを抜けることができる。もう一つのグループはこのあとにこれまでと同じ入国手続きが行われる。我々は、妻は前者に、私が後者になったので、二人とも後者のグループの列に並ばされた。私だけが係官から質問されて、顔写真と指紋を再度取り直し、妻は何もなく一緒に通り抜けた。

入国審査を終わると、ターミナル3の建物に出る。日陰を得るための屋根だけのいたって簡素な建物だ。ハワイに来たという気分にしてくれる。
f:id:bitterharvest:20181101073056j:plain

ここは国際線用なので、EdとGayeが到着する国内線のターミナルへ向かう。
f:id:bitterharvest:20181101073133j:plain

彼らはアラスカ航空だ。
f:id:bitterharvest:20181101073158j:plain

定刻に到着し、再会を祝してハグした後、レンタカー会社へと向かい、シボレー・エクイノックスを借りる(下は宿泊先でとったもの)。
f:id:bitterharvest:20181101074053j:plain

今回の旅行の運転者はGayeだ。Edは視野が狭くなっているということで運転はしない、私も日本と反対の右側を運転する気にはならない。このため、Gayeにお鉢が回った。日本では80歳での運転は本人だけでなく周囲も嫌がるが、アメリカでは生活の足なのでそのようなことはないのだろう。しかし無事に旅行がすむことは祈った。

我々が宿泊する場所は、コナの北に位置するワイコロア(Waikoloa)だ。クイーンズ・マーケットプレイスにあるイタリアンレストラン(Romano's Macaroni Grill)で食事をとった後、宿泊先のコンドミニアムに向かった。

旅行を計画した昨年の11月には、ここではなく、ヒロから南に下った一軒家を予約した。
f:id:bitterharvest:20181101084719p:plain
f:id:bitterharvest:20181101073218j:plain

ところが今年になってキラウエア火山が爆発した。この家は被害に遭わなかったようだが、ここの家主は貸家3軒と自宅の家をこのときの溶岩流によって失った。我々は予約を取り消して、島の反対側の溶岩流の恐れのない地域にコンドミニアムを借りた。今回の噴火はyoutubeに説明がある。ちなみにこの家のレンタル料は一日173ドルだった。2家族で分割すれば格安でとてもいい家が借りられたと思うと残念だ。
https://www.youtube.com/watch?v=2BfPLExqi2M

我々が宿泊したコンドミニアムはワイコロア・ビーチ・ヴィラズ(Waikoloa Beach Villas)だ。
f:id:bitterharvest:20181101074002j:plain

大きなリビングルーム
f:id:bitterharvest:20181101100200j:plain
二つのベッドルーム
f:id:bitterharvest:20181101100218j:plain
何でもそろっている台所
f:id:bitterharvest:20181101100232j:plain
目の前のゴルフコース
f:id:bitterharvest:20181101100416j:plain
家を選ぶならアメリカとよく言われるが、今回の家も広い空間と大型の家具と電気製品に溢れていた。

近くには、ショッピングセンターのクイーンズ・マーケットプレイスやキングスショップスがあり、この快適な空間を拠点にして、一週間をハワイ島で過ごした。
f:id:bitterharvest:20181102092228p:plain