bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

鶏肉のプチ塩釜焼き

コロナウィルスによる自粛が解除される中、外に飛び出す人も増えてきているようだが、もう少し様子を見極めたほうがよさそうに思えるので、家での料理作りをしばらく楽しむことにした。前回は4日もかかる長丁場のラザーニャに挑戦したが、今回は簡単に作れる鶏肉料理にした。

かつて大量の塩の塊で鯛を包んで、蒸焼き料理を作ったことがある。これは塩釜料理と呼ばれるが、あまりにも大量の塩を用いるので、何となく無駄な料理だとその時感じた。今回は、塩の量を節約したプチ塩釜料理を作ることにした。そして鯛ではなく、作るときも食べるときもハンドリングが良い鶏肉を用いることにした。

今回の材料はこれだけである。ラザーニャと比較すると、食材も香味料もとても少ない。
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最初に塩釜を作った。全体ではなく、一部を覆うだけのプチ塩釜である。材料は塩(80g)、卵白(1個分)、ローズマリー(1枝)で、ローズマリーは枝からそいで葉の部分だけを用いた。
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これらを一緒にし混ぜ合わせた。
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アスパラガス(6個)の下端を落とし、下部に切り目を入れた。
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角皿にアルミホイルを敷き、オリーブオイルを少し垂らし、手羽元(10個)を並べた。
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手羽元に均等になるように塩釜(それぞれ小匙1と少々)をのせた。オーブンを200℃にして15分ほど焼いた。
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アスパラガスを角皿に加えて、さらに15分焼いた。その間に食するときに添えるレモンを用意した。
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ついでにサラダも。
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焼き上がりはこのようになった。鶏肉の上にちょっこと乗っているのが、塩釜。何とも可愛らしく思えた。しかしこれは食べてはいけない。食べる前に外さないと、とてもではないほどの塩辛さを味わうこととなる。
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暖かいうちに食したところ、鶏肉に付着したそれほど強くはない塩味とレモンの酸っぱい味が調和し、美味しく頂けた。今回の料理は、手間暇がかからず、短時間で完成するので、時間に追われているときに使うとよいと思った。