bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

おまかせボタン付きオーブンレンジで、野菜つき肉料理を楽しむ

コロナウイルスから逃れるために中断となっていた活動が、本格的にとはいかないまでも、いよいよ来月から開始されることとなり、少しずつ準備を始めている。巣ごもり中の大きな変化は、妻と競うように「お家パン」作りを始めたこと、それが高じて本格的になったことだろう。毎朝、食前にはその日の作品が登場した。簡単なところでは、お手軽パン、ベーコンやチョコチップを利用したねじねじパン、ベーコンとチーズ入りのドデカパン、高度な技術を必要とするところでは、フランスパンやクロワッサンである。
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何回か失敗を繰り返すうちに、家庭用のオーブンレンジでは限界があることを知り、これ以上は道具の関係で無理なのかとあきらめていたところ、段違いに熱容量が高いオーブンレンジが東芝から売り出されたことを知った。

今まで使っていたオーブンレンジは10年前のもので250℃まで加熱できる。東芝の新製品はなんと350℃まで加熱可能である。これならば、プロにも負けないフランスパンが作れるのではと思い、思い切って購入した。期待した通り、もっちりふわふわの中身と固い表皮の、味のいいフランスパンが焼きあがった。しかしまだ大きな課題が残っていて、フランスパン独特の表面の切れ目(クープ)が綺麗に出来上がらない。もう少し修行して、素晴らしい切れ目が得られるようになったら紹介することにして、今日のブログでは、賢くなったオーブンレンジを話題にしよう。

オーブンレンジでは、添付のレシピに合わせて食材を用意することを強いられるので、不便と感じることが多い。冷蔵庫にあるものを適当に取り合わせて、料理できればよいのにとときどき思っていた。このような要望を今回のオーブンレンジは叶えてくれる。その名も「石窯おまかせ焼き」。角皿に食材をのせて、おまかせボタンを押しさえすれば、数十分後には出来上がりである。

早速試してみた。冷蔵庫から、ありあわせの豚のスペアリブ、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、パプリカをとりだし、野菜類は一口大に切った。そして、醤油(大匙3)、酒(大匙2)、砂糖(大匙2)、ニンニク(一片)で味付け汁を作り、スペアリブを1時間ほどこれにつけた。そのあと、スペアリブを角皿の中央に配置し、それを囲うように野菜をのせた。玉ねぎは焦げるのを防ぐために、アルミホイルで包んだ。仕上げに、スペアリブをつけた味付け汁を野菜にまぶした。
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オーブンレンジの下段に角皿をいれ、「おまかせ」ボタンを押して待つ。
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30分たったころに焼き上がり、食べごろになっていた。
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もう一つ素晴らしいと思った機能は、インターネットを介してスマホからオーブンレンジに、調理の方法と時間を指示できることである。これまでのオーブンレンジでは、添付冊子のレシピに限定され、新しいレシピを付け加える楽しみがなかった。しかしこのオーブンレンジは、インターネットでスマホとオーブンレンジがつながり、スマホからの外部操作が可能である。このため、新たに開発されたレシピをスマホに読み込むだけで、利用できるようになるので、新しいレシピをどんどん付け加えられるという利点がある。

これらの機能を活かして、これからも美味しい料理にトライしようと思っている。