bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

国営昭和記念公園へ、紅葉狩りに行く

長く居座った夏、そして、急ぎ足で訪れた冬。今年の異常気象に、四季の豊かさに恵まれた日本はいったいどこへ行ってしまったのか――そんな疑問が胸をよぎる。その影響か、熊が、ためらいもなく人間の生活圏にまで姿を現すようになった。

そんな不穏な気配が広がる中でも、私たちはいつもの習慣に従って、木漏れ日が差し込む初冬の午後、 気の合う仲間たちと紅葉狩りに出かけた。 行く先は、昭島市立川市にまたがる国営昭和記念公園である。

昭和記念公園は、「昭和天皇御在位五十周年記念事業」の一環として整備された国営公園で、1983年に開園した。敷地面積は165.3ヘクタールにおよび、その広さに圧倒される。イチョウの見どころは「日本庭園」「カナール」「かたらいのイチョウ並木」などのほか、園内の随所でイチョウやモミジが色づき、訪れる人々の目を楽しませてくれる。

さて、前置きはこのあたりにして、実際の風景を見ていこう。私たちは西立川駅に集合し、ゲートで入場券を購入して、まず「水鳥の池」に沿って歩いた①。池の周囲の木々は、肉眼ではもう少し色づいているように見えたが、写真ではその鮮やかさが控えめに写っていた。

続いて池に別れを告げ、「みんなの原っぱ」を目指して歩いた②。途中、イチョウが鮮やかに黄葉していた。

みんなの原っぱの中央には大きなケヤキが凛と立ち、その周りを子どもたちや親たちが駆け回っていた。

その後、最初の目的地である日本庭園に向かった③。庭園内では池の中央に木橋が架かり、静寂な雰囲気を醸し出していた。

小さな滝もあり、さらに奥ゆかしさを添えていた。

盆栽苑では、樹齢90年のヤマモミジが床の間に飾られていた。

本物の紅葉は、やはり格段に素晴らしい。

東屋から窓越しに景色を眺めた一枚は、広重の構図を意識して撮ったものだが、いかがだろうか。

次はパークトレインに乗り、「カナール」に沿って続く黄葉を見に移動した④。

最後に訪れたのは「かたらいのイチョウ並木」。インバウンドの観光客で賑わい、黄葉のトンネルが異国の人々にも日本の秋を伝えていた⑤。

午後の短い時間をかけての紅葉狩りであったが、十分に楽しむことができた。与謝蕪村は次のような句を残している。
  山暮れて 紅葉の朱を 奪いけり