bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

圏論での積と余積―終対象と始対象

今年最後に読む本を定めて、28日に市の図書館から網野義彦著『日本の歴史のよみなおし(全)』と山本淳子著『源氏物語の時代 ― 一条天皇と后たちのものがたり』を借りた。『日本の歴史のよみなおし』は、中世の時代を中心にいくつかのテーマに沿って横断的に説…

モナドを音楽の力を借りてアナログ的に説明する

4.8 モナドを関手(ファンクタ)を用いずに説明する 数学の本を読んでいると、1ページを読むのに数時間もかかることが往々にして起きる。特に、定理があってその証明が書かれているときがそうだ。純粋な数学的用語で書かれているときは、その背後にある概念…

ブライン液につけて、ジューシーなターキーを食卓に

今年もまた、ターキーを焼く季節がやってきた。孫や子供たちの都合によって、作る日は異なる。今年は、23日がよいということなので、クリスマスイブのさらにイブに食することとなった。ターキーの焼き方は、イギリス滞在経験の長い隣の家から教えて頂いた。…

ドイツ料理「リンダールーラーデン」を楽しむ

クリスマスが近づくとシュトレン(Stollen)を見かけるようになる。ドイツの菓子パンだが、伝統的にクリスマスの時期に食されている。先日、Kaldiで大量に販売していた。季節ものなので購入したが、少し、甘すぎるかなと感じた。そうこうするうちに、ドイツ料…

称名寺(金沢文庫)を訪れる

称名寺を訪ねた。森茂暁著『闇の歴史、後南朝』を読んだのがきっかけになった。室町時代の幕開け(1336年)とともに始まった南北朝時代は、1392年に北朝が南朝を吸収して合体することで終了する。その後の歴史は合体を主導した側(北朝)を中心に描かれた。そし…

国宝・円覚寺舎利殿を初冬に訪れる

何回となく訪れたことがある円覚寺だが、舎利殿だけはいつも遠目に見るだけで、訪れたことがない。今回(12月10日)、運よく、舎利殿を訪れるイベントがあり、それに参加した。円覚寺は、鎌倉時代の1282年に建立された。モンゴル帝国(元)が日本を攻めてきた元…

寒くなったらボルシチ

野菜売り場の店頭でビーツを見かけることが多くなった。先日のテレビによれば、昨年に比べて7倍も売り上げが増えたと野菜売り場の担当者が伝えていた。ビーツは、英語ではbeetrootという。赤蕪とも聞いていたので、カブの一種かと思っていたが、そうではない…

秋深き伊豆修善寺を訪れる

11月末(27日―30日)に別荘の冬仕度をするために伊豆に出かけた。旅行する3日前(24日木曜日)には、東京では観測史上初の11月の積雪を記録した。我が家の庭もちょっとした風情を感じさせる冬景色になった。 伊豆は暖かいところと思われがちだが、別荘のある地帯…