bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

上田信著『伝統中国』を読む

グローバリゼーションによって、色々な国の人と付き合うようになった。文化が異なる人々とはそのつもりで構えるので、異質なことに出会っても気になることはない。しかし顔かたちでは区別ができず、漢字文化なので多くのことを共有していることだろうと思っ…

神奈川県立歴史博物館で特別展「錦絵に見る明治時代」を鑑賞する

コロナウイルスの一回目のワクチン接種が済んだので、少し気楽な気分となって、先週は歴史博物館に足を運んだ。鳥獣戯画の展示会が東京国立歴史博物館(トーハク)で再開されたので、その当日に見学に行った。大勢の人が訪れることを防ぐために予約制をとって…

西谷正浩著『中世は核家族だったのか』を読む

住宅街を歩いていると、苗字が異なる表札がかかっている家が、割合に多いことに気がつく。かつての日本は、男系の直系相続だったため、異姓の親子が同居していることはまれであった。しかし近年の現象は、娘に老後の面倒を見てもらう親が多くなったため、異…