bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

横浜三渓園を訪ねる

少し肌寒く感じられる昨日(23日月曜日)、横浜市にある三渓園を訪ねた。肌寒いと言っても、実は、平年並みの気温だ。土曜、日曜と夏日だったので、相対的にそのように感じただけだ。気候変動がカオス的であるとすると、三つの状態がある。安定的、振動的、ラ…

米田の補題 ー 集合値関手を積として表す

6.6 集合値関手を積として表す 米田の補題は次のようになっていた。局所的に小さな圏\(\mathcal{C}\)と集合の圏\(\mathbf{Set}\)、これらによって作られる関手圏\([\mathcal{C},\mathbf{Set}]\)を考える。任意の対象\(A \in \mathcal{C}\)と任意の関手\(F…

鎌倉に足利氏ゆかりの寺を訪ねる

鎌倉の春はきれいだ。特に桜の咲くころは素晴らしいのだが、観光客の多いのにはうんざりさせられる。鎌倉時代や室町時代に関する歴史の書物を読み漁ったので、久しぶりに訪ねてみたいと思っていた。桜がすでに散ってしまった昨日(9日)、ゆっくりと見学できる…

米田の補題 ー 継続渡しのプログラム

6.5 継続渡しのプログラム 1980年代後半に情報科学を学んだ人々にとって、アベルソンとサスマン夫妻が書かれた『計算機プログラムの構造と解釈』は思い出に残る本だったと思う。私も、情報科学の中でどれが最も良い本であったかと問われればこの本をあげ…

米田の補題 ー Haskellで理解する

6.4 Haskellで理解する 米田の補題の補題を下図の可換図式を用いて説明した。Haskellを用いてさらに理解を深めることとしよう。 Bartosz Milewskiさんが上手に説明しているので、それを借りることにしよう。\({\rm Hom}\)関手を作成しよう。\(Reader\)の…