bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

スラヴォイ・ジジェク著『戦時から目覚めよ: 未来なき今、何をなすべきか』を読む

最近の選挙では予想外のことが時々生じるが、今回の兵庫県知事選挙は特にそうである。選挙が始まった頃は、聞いてくれる人が全くいない街頭で、候補者が一人寂しくマイクを握って演説していた。ところが、最終日には、彼の演説を聞くために、熱狂した何千人…

ジュリアーノ・ダ・エンポリ著『クレムリンの魔術師』を読む

魔術師という言葉から何を想像するだろう。指をパチンと鳴らすだけでモノを隠したり出したりと、変幻自在の芸を召せてくれるマジシャンだろうか。この本でのマジシャンはなにをしてくれるのだろう。クレムリンを操るようなすごい人について語っているのだろ…

群馬名物「ひもかわうどん」を用いた「味噌味の豚肉うどん」を料理する

友人から幅広のうどん「ひもかわうどん」をもらったので、AI(Copilot)君にレシピを教えてもらい、試してみた。AI君には、「みそ味のうどんを豚肉を入れて作りたいがレシピを教えて」と尋ねた。答えは次のようであった。美味しい味噌味の豚肉うどんを作るため…

トーハクで特別展『はにわ』を鑑賞する

選りすぐりの埴輪が出展されているとブログで見たので、興味を抱きトーハクに出かけた。連休明けの火曜日は博物館や美術館は通常は休館になるのだが、この展示だけ、この日は例外だった。多くの人は休館と思い込んでいるだろうから、混まないと予想して出か…

神奈川県立歴史博物館で特別展「仮面絢爛-中世音楽と芸能があらわす世界-」を鑑賞する

小学校に上がる前の記憶なのではっきりしないのだが、秋になると近所の神社に芝居小屋が設けられ、田舎芝居が昼から夜にかけて行われていた。近辺の人はそれぞれの家からゴザを持ち出し、空いている場所にそれを広げて鑑賞した。その頃は、テレビなどない時…