bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョエル・コトキン著『新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告』を読む

なんとも古めかしく、それでいて刺激的なタイトルの本だろう。かつては「封建的なオヤジ」という言葉もあったが、今はそれも死語になってしまった。封建的といわれても、それがどういうものであるかを感覚的に知っている人は少なくなってしまった。日本の社…

町田市立国際版画美術館で『日本の版画1200年』を鑑賞する

「版画って、なに」と聞かれれば、真っ先に浮かぶのは浮世絵である。これらが生み出されたのは今から200年前の江戸の後期である。町田市の国際版画美術館での特別展は、『日本の版画1200年』となっている。さらに1000年も前なので、なぜなのだろうと興味を持…

中野剛志著『政策の哲学』をよむ

アメリカトランプ大統領の相互関税の発表は、世界の株式市場に大きな影響を及ぼし、世界恐慌を招くのではないかとの危惧も抱かせている。今回の政策のベースとなっているのは、おそらく、スティーブン・ミラン氏が2024年11月に発表したマールアラーゴ合意で…

コロナに罹りました

今日はエープリルフールだけれども、この記事はフェイクではない。真実である。しかし、エープリルフールのこの日の記事にとてもかなっているように思える。最初の一言が、「え、ほんと!」となるだろうから。楽しかった中国・四国の旅行から戻った二日目、…