bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ウォルター・アイザックソン『コードブレーカー』を読む

4月に図書館に予約した本が、やっと貸し出してくれた。この本は上下2巻に分かれていて、今回入手できたのは下巻の方である。上巻の方は、順番待ちの人がまだ9人もいるので、月に2人ずつ減るとしても、入手は5か月後である。今年中ならば良い方だろう。人気の…

仲正晶樹著『悪と全体主義』を読む

この本はハンナ・アーレント(Hannah Arendt)さんの代表作『全体主義の起源』とニューヨーカー誌に発表した『エルサレムのアイヒマン―悪の陳腐さについての報告』を紹介したもので、著者(紹介者)は仲正晶樹さんである。アーレントは、ドイツ・ケーニヒスベル…

「湘南ひらつか七夕まつり」に出かける

平塚で、4年ぶりに制限のない七夕祭りが開催された。この街には、戦前は、海軍の火薬廠があった。このため、第二次世界大戦も終わりに近づいた頃、米軍の攻撃を受けて、焼け野原になった。街の復興を願って、1950年から、七夕祭りが行われるようになった。仙…

トーハクで特別展「古代メキシコ」を見学するーアステカ テノチティトランの大神殿

トーハク特別展「古代メキシコ」の最後のセクションは「アステカ テノチティトランの大神殿」である。百科事典マイペディアによれば、アステカは、「14世紀から1521年のスペイン人による征服まで,現在のメキシコ市を中心に栄えた国家をいう。アステカは首都…

トーハクで特別展「古代メキシコ」を見学するーマヤ 都市国家の攻防

トーハク特別展の3番目のセクションはマヤ文明である。テオティワカン文明がメキシコ高地で誕生し発展したのに対し、マヤ文明はメキシコ南東部、グアテマラ、ホンジュラス西端部、エルサルバドル西端部である。 マヤ文明の地域は、高地が多い南部地域とマヤ…

トーハクで特別展「古代メキシコ」を見学するーテオティワカン 神の都

今回のトーハクの特別展は、四つに区切られていて、2番目はテオティワカンである。ここは、メキシコの首都メキシコシティの北東50km、メキシコ中央高原の一角にあり、海抜2300mの盆地の中央にある遺跡である。紀元前100年から550年までの古代文明が栄えた計…

トーハクで特別展「古代メキシコ」を見学するー古代メキシコへのいざない

トーハクで特別展「古代メキシコ」が始まった。いつも特別展は最後のころになってやっと出かけていたので、混んでいる終了間近を好んでいるのではと冷やかされていた。今回はゆっくりと観たいと考え、あまり混雑しないと噂されている開始直後にした。選んだ…