bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

神奈川県中央部の勝坂遺跡公園を訪ねる

相模線にゆられて縄文の遺跡を訪ねた。これは横浜から出ている相模本線ではない。JRだ。神奈川県の中央部を縦断するように、東海道線茅ヶ崎駅と横浜線橋本駅の間を結んでいるローカル線だ。東京の近郊には珍しい単線運転でもある。往きは小田急線の海老名駅…

プログラマーのための圏論(中)

『プログラマのための圏論』は(上)の後の部分をまとめ(中)にしてPDFファイルにしました。参考にしてください。なお、(上)のホームページはこちら。

関手ープロファンクタ

6.10 プロファンクタ 1)双関手の復習 プロファンクタの話をする前に、双関手を再度勉強しておこう。関手と反関手は矢印が逆向きであるという関係を有していたが、双関手とプロファンクタも同じような関係にある。Haskellでは双関手はData.Bifunctorで…

関手―反関手

6.9 反関手 以前に、\(Reader\)と呼ばれる関手について説明したことがある。二つの射を得て一つの射を出力するという分かりにくい関手だったのではと想像している。圏論は、射を中心にして考えるので、射を射の入力や出力として利用するのは自然なのだが…

秦野市桜土手古墳公園

小田急線を利用して秦野市にある古墳を見に行った。最寄り駅は渋沢である。北口に出てまっすぐに丹沢の方に向かって歩く。島津製作所や日産自動車などの工場街の中にあるのが桜土手古墳公園だ。 中に入るとすぐにこんもりと盛り上がった小さな丘がある。古墳…

関手―余積をファンクタで実現する

6.8 余積をファンクタで実現する 前回の記事では関手を利用しての積と余積を定義する中で\(Identity\)を用いたが、その詳しい説明はしなかった。そこで、ここでは、まず、データ型\(Identity\)の定義から話を始めよう。関手\(Identity\)の可換図式は下図…