bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ビフォア・サンセット(Before Sunset)-9年後の再開

ビフォア・サンセットは、恋人までの距離(Before Sunrise)の続編で、9年後に作られた。 前作で、イーサン・ホークが演ずるアメリカ人青年ジェシーと、ジュリー・デルビーが演ずるフランス人女性セリーヌは、ブタペストからウィーンに向かう国際列車の中で出…

通常のプログラムをHaskellで記述する(5)

子供の頃に喉から手が出るほどに欲しかったものを多くの人は覚えているだろう。それも自分の小遣いでは到底手が届かないほど高値のものを切望したのではないだろうか。デパートと言われるものが全盛だった頃、おもちゃ売り場は何とも楽しい場所だった。その…

バターナッツかぼちゃの美しい姿を楽しめるローストに挑戦

お店でバターナッツかぼちゃを見つけた。昨年はハローウィンの頃だったので、今年は随分と店に出てくるのが早い。 前回はこれを用いてポタージュを作った。形が変わっているので、料理を作っているときは、みんなの興味を引いたが、いざ、出来上がってみると…

通常のプログラムをHaskellで記述する(4)

プログラムを書いているときに記憶力を疑うことが多い。プログラミングの経験が豊富なのだから、何も参考にすることなく、画面にプログラムを打ち込んでいけるのだろうと思われることも多いし、自分でもそう思っている。しかし、いざプログラムを打ち込む段…

通常のプログラムをHaskellで記述する(3)

11.3 状態を表現するための準備をする Haskellで状態を表すための準備をしよう。入力\(a\) を受けてその結果得られた状態\(s\)をタプル\( (a, s) \)であらわすことにしよう。Hskellでプログラムを書くときは、しっかりと腰を据えて考えることが必要であ…

通常のプログラムをHaskellで記述する(2)

最近、進化心理学の本を立て続けに読んだが、その中で最も優れていると感じたのは、ジョシュア・グリーン(Joshua Green)の『モラル・トライブズ』であった。 グリーンは高校生のとき、弁論部に属していたそうだ。対抗戦の弁論大会で、彼は「功利主義(utilita…

通常のプログラムをHaskellで記述する(1)

11.通常のプログラムをHaskellで記述する モナドの大きな目的は手続き型プログラミング言語で書かれたプログラムを副作用のない純関数型のプログラムで記述できるようにすることである。通常のプログラミング言語は多くの場合手続きが他である。これには…

Haskellの難関モナドを突破するために掘り下げて学ぶ(4)

10.4 モナドを別の方法で定義する 前の記事でモナドを定義するときに\(>>=\)という関数を用いた。この関数の型シグネチャは次のようになっていた。 (>>=) :: \ m a -> (a -> m b) -> m b ここで、\(m\)を関手と考えてみよう。関手\(F\)は下図のように定…

Haskellの難関モナドを突破するために掘り下げて学ぶ(3)

10.3 プログラムの合成 前々回の記事で紹介した二つのプログラムを決後するフィッシュ・オペレータをHaskellで実現することを考えよう。二つのプログラムを合成するとは、下図を実現することである。 上図では二つのプログラム\(f,g\)がある。それぞれの…

Haskellの難関モナドを突破するために掘り下げて学ぶ(2)

10.2 集合と冪集合 数学は全く異なるものの間の中に共通する性質を見出し新しい概念を引き出すことを得意とする学問だ。ここでも、後でまさかと思うことを説明するのだが、その準備のために集合について少し説明しておこう。集合は要素の集まりと最初は…

Haskellの難関モナドを突破するために掘り下げて学ぶ(1)

10.モナドを掘り下げよう 圏論についての説明は前回の記事で一応終了した。しかし、ある事項についてはもう少し詳しく知りたいということがあるだろう。そのうちの一つはモナドだと思う。モナドは慣れてくるととても便利な道具なのだが、そこまでに行き着…

恋人までの距離(Before Sunrise)-再会を期しての別れの場面

ジェシーとセリーヌはウィーンの街へと繰り出す。かつてはハプスブルグ家がこの地に居城を開きヨーロッパの中心となっていた。さぞかし、有名な遺跡を巡るのかと思うとその期待は裏切られる。そう、二人にとっては観光旅行ではなく短いが楽しい時間そして愛…