bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

身近な存在としての量子力学(10):重ね合わせ(続き)

8.重ね合わせ(続き) 最近、日本の古代史を学び始めた。殆どの時間をこの時代のことを記述した書籍を読む時間にあてているのだが、若いころの様にはすっと頭の中に入ってこない。特に、諱(いみな)や諡号(しごう)にはてこずる。現存する天皇家の初代の…

身近な存在としての量子力学(9):重ね合わせ

8.重ね合わせ 量子力学の世界は不思議な世界だ。別荘の玄関に、お腹の羽毛が黄色い鶺鴒(セキレイ:写真はWikipediaのcommonsより)が巣を作り、子育てをしている。オスとメスに差がないので、どちらが卵を抱いているのかわからない。もし、卵を抱いている…

身近な存在としての量子力学(8):ケットをHaskellで表現する

7.ケットをHaskellで表現する ケットをHaskellで実現することにしよう。プログラムは実装すること自体には、それほど時間を取られることはない。せいぜい数十分、長くても数時間だ。しかし、設計には多くの時間をいつも費やしている。世の中には、これとは…

身近な存在としての量子力学(7):ケット

6 ケット 量子力学は、光子や原子あるいは電子などとても小さな世界を扱う。微小な世界を構成しているこれらは粒子と呼ばれる。量子が存在しない世界は真空の世界である。粒子が存在する場合には、どこに存在しているのかを考えなければならない。ここでは…

身近な存在としての量子力学(6):光合成(続き)

MathJax.Hub.Config({ TeX: { extensions: ["mhchem.js"] } }); 5.3 量子コンピューティング これまでの話には量子力学に関連する事柄は出てこなかった。どこに潜んでいるのだろう。光化学系IとIIでは、太陽光からのエネルギーを得て化学反応を行っている…