ハワイ八日目はカウアイ島へ向かう。ハワイ諸島の中で、ハワイ島が一番新しい島、これに対してカウアイ島は一番古い島だ。ハワイ諸島は太平洋プレートの上にのっているが、この太平洋プレートは毎年少しずつだが北に向かって移動している。一方、火山を発生させているホットスポットは移動しない。ホットスポットの上に形成された島が、プレートの移動に伴って北に移動し、島が去った跡に、すなわちホットスポットの上に、新たな島が形成される。このプロセスが繰り返されることで、ハワイ諸島が生まれたと説明されていた。しかし、最近ではホットスポット自体も移動するという学説が出され、ハワイ諸島の成り立ちはもう少し複雑なようだが、ハワイ島は43万年前に、カウアイ島は510年前に誕生した。
カウアイ島に向かう便は15時10分だったので、コンドミニアムをチェックしたあと、コナ空港の近くにあるカロコ・ホノコハウ(Kaloko Honokohau)国立歴史公園を訪れた。
この一帯は火山岩で覆われている。
このような土地で、ハワイの先住民の人々はどのように生活したのだろう。説明図があった。漁村だったようだ。5146
生活用具も復元されていた。
近くの海岸は今日でもこのように綺麗だ。彼らにとっては素晴らしい環境の中で生活したことだろう。5155
コナ空港を飛び立ち、カウアイ島のリフエへと向かう。
リフエで出迎えてくれたのは、野生化した鶏。
野生化した鶏の説明として、1992年のハリケーンで鳥小屋が倒壊したときに逃げ出したという説と、19世紀にプランテーションに持ち込まれた鶏が放たれたという説とがあるそうだ。いずれにしても、この島には立派な鶏が多い。
レンタカー会社で車を借りる。この度はシボレー・タホ(Chevrolet Tahoe)だ。一段と大きな車で、ステップを使って乗り込む車だ。このような大きな車にひるむことなく運転席に向かうGayeを見て、改めてタフな人だと感じ入った。
今回泊まるところは、カパア(Kapaa)にあるポノカイリゾート(Pono Kai Resort)だ。
ここはタイムシェアのリゾートで、Edは所有者の一人だ。制度の細かいことはわからないのだが、ともかく、我々の宿泊費はタダ。これに越したことはない。今回利用するコンドミニアムは、ハワイ島でのそれが立派過ぎたので、狭いように感じる。日本から直接来ればかなり広いと感じるだろう。
夕飯は、和風テイストのこじゃれたレストランのJO2 Natural Cuisineでとった。妻は気に入ったようだった。
そして、ここを拠点にして、短い期間だが、もう一つのハワイを楽しむこととなった。