お店でバターナッツかぼちゃを見つけた。昨年はハローウィンの頃だったので、今年は随分と店に出てくるのが早い。
前回はこれを用いてポタージュを作った。形が変わっているので、料理を作っているときは、みんなの興味を引いたが、いざ、出来上がってみると、良く出回っているカボチャで作ったポタージュとの間で決定的な差がなく、違いを強調することができなかった。
そこで、今年は形の違いを強調した料理を試みることにした。もちろん、バターナッツかぼちゃの味も楽しめる料理だ。しかも、この料理は、時間はかかるが、手間がかからないという利点もある。バターと砂糖をのせてオーブンに入れるだけだ。
かぼちゃは皮が固く包丁の刃先が滑らないように気を遣うが、バターナッツかぼちゃは柔らかい。簡単に包丁が入るので助かる。まず、半分に切る。
種子をスプーンで取り除く。
それぞれにバター30gを種を取り除いたところに加える。そのあと、それぞれに砂糖大匙3杯をまぶす。
オーブンを190度に予熱する。
オーブン皿にバターナッツかぼちゃをのせる。調理後の洗う手間を少なくするために、アルミホイルを下にひく。
オーブンで1時間ほど焼く。途中香ばしいにおいがしてくる。焼き上がりはこのような感じ。
種子が入っていたところに甘い汁がたまっている。これをこぼさないようにして、全体を皿に移して食す。
バターナッツかぼちゃの食感は柿に似ている。ローストした後でもこの感触は残っていて楽しむことができる。ローストしたバターナッツかぼちゃはとても柔らかく、スプーンで簡単に身をすくうことができる。驚いたことに、表皮がとても薄い。紙の厚さくらいしかない。すべてが果肉と言ってもよいくらいなので、食べたあと何か得したような気分になった。