bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

レモンビスケット

馴染みの店のfacebookでレモンビスケットを見つけた。お店の人がイタリアでの修業時代のレシピを紹介してくれたものだ。巣ごもりが続く中、気晴らしにと挑戦することにした。

簡単そうに見えたのだが、やっと3回目に家族に出しても大丈夫だろうと思われるものが出来上がった。1回目は生地がべとついてしまったので、こねすぎたと考えて途中で断念した。2回目は、同じようにべとべとしていたので、このようなものかと思い、冷蔵庫で1時間ぐらい寝かせてから焼いてみた。味は良かったが、ビスケットのかたちが整わなかったので、勧められるようなものではなかった。そして今回が3回目の挑戦だ。生地を切り分けるときに等量になるように工夫したのだが、予想したようにはうまくいかず、大小の差が生じてしまったが、それでもビスケットらしくなった。

1回目の失敗にはもう一つの理由がある。多くの人が自粛生活を始めるようになった影響で、ケーキを作るのに必要な薄力粉、強力粉、ベーキングパウダーなどが、店頭から消えた。このときもベーキングパウダーがお店になく、使用期限が1年前のものを仕方なく使用したのだが、焼いてみても満足いくようにはうまく膨らまなかった。

それでは作り方を紹介しよう。今回の材料はとてもシンプル。
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1)レモン1個の皮をすりおろし、半個のしぼり汁を得る。
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2)これに加えてグラニュー糖(50g)、キャノーラ油(50g)を用意。
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3)これらをボールに移してよくかき混ぜる。
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4)卵(1個)を溶いて、その半分をボールに加え、さらに良くかき混ぜる。トロっとした状態になった。
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5)薄力粉(150g)、ベーキングパウダー(小匙1杯)をボールに移し、かき混ぜる。
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6)これをふるいに移し、先ほどのレモンのしぼり汁などのボールに、ふるい入れる。
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7)3回に分けてふるい入れ、その都度、液と混ぜた。
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8)切るようにして生地をこねる。表面がつるっとし、手にべとべとつかなくなるくらいまでこねた。
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9)この状態で切り分けようとするとヘラにくっついてくるので、冷蔵庫に1時間ほど寝かせ、生地が落ち着くのを待つ。

10)生地を4等分し、さらにそれらを9等分して。それぞれを丸くし、粉糖の中に入れる。
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11)真ん中をへこませ、形を整えて、オーブン皿に隙間を作って並べる。
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12)オーブンを180℃にして20分間焼く。
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13)冷ますために網の上にのせる。
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生地の切り分けに当たっては、同じ大きさになるように工夫を凝らしたが、やはり大きさでの差が生じてしまった。次回は一つ一つの重さが9g程度になるように測り、均等な大きさになるようにしたいと思っている。ビスケットそのものは、レモンの香りとさわやかな味がマッチしてとても美味しく、一つ食べると止まらなくなるほどである。

最後はおまけである。定番の川に沿っての散歩は、雰囲気が良いので楽しむ人が多く、コロナウイルスのこの時期は避けたほうが良さそうなので、東工大すずかけ台キャンパスの周囲を歩いているが、そのときに可愛らしいお地蔵さま(寛政:19世紀が始まるころ)と道祖神(昭和25年)を見つけた。この辺りの歴史については詳しくないが、そのうちに調べてみようと思っている。
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