bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

高たんぱく・低糖質のチョコレート・プロテイン・ケーキを作る

キルティングが大好きなカリフォルニアの友人が、マグカップ用の敷物を作り、送ってくれた。
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小片の生地のつなぎ合わせで生じる幾何学模様が、座布団に座っていた子供の頃の世界や、陽光に照らされた教会のステンドグラスや、パッチワークのような美瑛の畑など、過去の楽しい思い出を紡ぎだしてくれ、はしゃいだ気分にさせてくれる。"I am a MUG RUG."というメッセージも添えられていて、敷物は生き物のようでさえある。

友人の名前は、メッセージの下にあるようにGaye。この単語はGayが語源で、eをつけて女性の名前として使われる。Gayという単語は、今でこそジェンダーの中で使われることが多いが、元々は「陽気な」とか「快活な」などの明るい意味で使われていた。彼女もその名に恥じることなく、スマイルマークのように、笑顔を絶やすことがない。もう50年に近い付き合いで、ときどき一緒に旅行を楽しんでいるが、コロナの影響でここ数年、途絶えているのは残念なことである。

敷物の他に、レシピも一つ添えられていた。名前は"Chocolate Protein Microwave Mug Cup Cake"。プロテインケーキは、栄養食品にあまり興味のない我々にとっては、馴染みのないケーキである。プロテインケーキで検索をしてみると、日本のサイトからは大した情報は得られないが、英語のサイトには最高の栄養食品という宣伝が躍っている。高たんぱく・低糖質が売りである。アメリカでは、過ぎるぐらいの甘さと食べきれるとは思えないほどの大きさのケーキが好まれている。このため、糖分の取り過ぎないことが彼らにとって大きな課題だろう。ケーキに使われる小麦粉と砂糖は糖質量が高く避けたいところだ。小麦粉をアーモンドで、砂糖を羅漢果甘味料(monk fruit sweetener)で置き換えて、高たんぱく・低糖質の理想的で美味しいケーキを、しかも手軽にというのがこのレシピである。玉子は、もちろん糖質は低いので、このレシピには含まれている。

食材は、一人分で
・アーモンドプードル        小匙一杯
・ココアパウダー          小匙二杯
ラカントS ( Monk Fruit Sweetener)  小匙二杯
・ベイキングパウダー        小匙1/4杯
・ビネガー             小匙1/2杯
・玉子               一個
・チョコレートチップ        小匙一杯
・塩                一つまみ

これらをマグカップに入れて、よくかき混ぜる。電子レンジ(1000W)で、1分半ほど温める。中心に爪楊枝を差し込み、何もついてこないようであれば、出来上がり。なお、吹きあがってくるので、こぼれる恐れがある。心配なら、お皿の上にマグカップを置いて温めるとよい。

今回は、容器にマグカップと小さめのどんぶりを使った。右側はどんぶりの中で作ったものを皿に移した。
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このままで食べたが、スポンジケーキのような柔らかさだが、味は単調で物足りなかった。アイスクリームなどでトッピングすれば、美味しくなるだろう。ちなみにアイスクリームも糖質は心配するほどには高くないようである。