bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

Ginger Shakin' Beefに挑戦

コロナウイルスにより旅行がかなわない中、カリフォルニアに住む友人たちと、Zoomで定期的におしゃべりをしている。よもやま話が主で、楽しみを作っているという面が多い。料理の話が出たときに、「それではレシピを送るからね」と言われ、第一弾として、ビーフ編が送られてきた。

何と、味噌や豆鼓醤(トウチジャン・Black Bean Source)を用いたアジアンテイスト。我々が日本人だから選んでくれたのではなさそうに思える。カリフォルニアでは、一般家庭でもこれらの食材は普通に使われるようになっているのだろう。彼らが住んでいるところは、サン・ルイス・オボスポ。サンフランシスコとロスアンゼルスの中間地点にある町で、カリフォルニア州内では最古級の街なのだが、知っている人はそれほど多くない。5万人に満たない人口なので、アジアの食材をどのようにして手に入れているのだろう。

ここで紹介する料理は味噌味の肉料理である。サーロインステーキ300gが必要と書かれていたので、早速近くのスーパーに出かけて購入しようとしたところ、150gで2000円以上。霜降りで美味しそうなのだが、今日の料理には合いそうもない。もっと安い肉を得るために足を延ばし、アメリカ産のサーロインステーキを手に入れた。

それではレシピに移ろう。二人分のこの料理の役者たちは、
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残念なことに、ハチミツが恥ずかしがったため、写真に納まっていない。彼らの体重は、
1) サーロインステーキ:255g (もらったレシピは10オンス(283g)だったので、少しでも合うようにと、一番重量の多いパックを購入)
2) 生姜:右側の1個を利用(レシピでは1.5インチ(3.8cm)のピースを推奨)
3) 味噌:大さじ1杯(レシピではテーブルスプーンとなっていた)
4) ハチミツ:大さじ2杯
5) チンゲン菜:2束(レシピでは8オンス(227g))
6) 赤ワインビネガー:大さじ2杯

推奨された重さよりも、サーロインステーキは少し小ぶり。チンゲン菜ははるかにオーバーしていた。なんと400gを越えているが、野菜は多くても健康にはいいだろうと思い、このまま使用した。

頂いたレシピは、炒めたり茹でたりしながら材料を切っているが、ここは自流を通して、下準備してから、本番に入ることにした。まずは肉から、購入した肉はこのような感じ、
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最初に見た霜降りの肉と違って、脂肪分が固まってある。大きな脂肪の部分を切り取り、肉の部分は3㎝角程度に切った。
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生姜は、つまようじの細さぐらいに切ることが推奨されていたが、できる範囲内で処理した。
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次はチンゲン菜、なかなか立派。
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食べやすさを考えて、縦方向に1回、横方向に2回切った。あとから考えると、良い姿を強調するためには、縦に1回切っただけで止めておけばよかった。
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肉に大さじ1杯の味噌を塗りつける。
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フライパンに脂身をのせ、熱めの中火で炒め、溶け始めたら生姜を加えて炒める(脂身が少なめだったので、牛脂を2個加えた)。
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カリカリになったところで止める(レシピではcrispyとなっていた)。
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油の部分はフライパンに残し、生姜を皿に移す。
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フライパンに肉を移し、4分間転がしながら焼く(レシピではtossとなっていた。料理英語なのだろうか。ボールを投げるという意味でしか知らなかった)。
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ハチミツ大さじ2杯と赤ワインビネガー大さじ1杯を加え、さらに一分間転がしながら焼いた。
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これと並行して、沸騰した湯の中にチンゲン菜を入れて、同じように1分間茹でた。
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お皿に盛っていく。まずはチンゲン菜、
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続いて肉、さらにカリカリの生姜。
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今日の食卓。ワインは大好きなニュージーランド産の白。
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アメリカ産のサーロインステーキと味噌の味がマッチし、さらにハチミツの甘さが味に彩をもたらしてくれ、美味しい食事を頂くことができた。

なおここで紹介した料理は Jamie Oliverの"5 Ingredients Quick and Easy"からだそうだ。