横浜市へと流れる恩田川は、町田市側の方は2kmにわたって、400本の桜の木が植えられている。この辺が開発されたころに植栽されたので老木になっているが、まだ頑張って毎年見事なショーを繰り広げてくれる。満開の頃には桜祭りが開催されるが、今年は、昨年に引き続いて中止である。楽しみにしていた人々にとっては、寂しいことだろう。今年の桜は早く、もう咲き始めている。来週になると綺麗に咲きそろうことだろう。コガモもそれを心待ちにしているようで、大勢集まって、川面でえさをついばんでいる。
同じころに作られた住宅街の桜の並木は、やはり老木となっていたが、倒木の危険があるということで、若い桜の木にとってかわられた。今までのソメイヨシノではなく、ピンク色が少し濃い、華やかな色合いのジンダイアケボノである。ソメイヨシノより開花時期が早いので、いま満開である。何年か経てば桜の名所として復活することだろう。
アメリカから来たレシピの2つ目。やはりJamie Oliverの”5 Ingredients Quick and Easy”からである。タイトルにstir-fryという単語が使われているが、「(かき混ぜながら)強火ですばやくいためる」という意味である。fryは、油で炒めるあるいは揚げるという意味だが、日本語でのフライとはニュアンスが異なり、炒めるに近い。小麦粉やパン粉を使って揚げる場合には、deep-fryが正しい使い方である。
さて今日の役者は、
オッと出遅れてしまったものがいる。また白コショウは先走りだ。黒コショウの出番である。
主演から端役へと列挙すると、
1) ヒレステーキ肉:2x150g(頂いたレシピには4.5オンスの肉2枚)
2) アスパラガス:200g(レシピは12オンス、これは少し多すぎるのではという気もする)
3) 豆鼓醤(トウチジャン):大さじ2杯(レシピはテーブルスプーンとなっていた)
4) ニンニク:4片
5) 生姜:4㎝程度
6) 赤ワインビネガー:大さじ1杯
7) オリーブオイル:大さじ1杯
8) 塩と黒コショウ:適量
まずは下準備。アスパラガスは底の固い部分は切り落とし、2分する。
生姜は皮むき器を利用して、薄くはぎ取る。
にんにくは薄切り。
肉の両面に塩と黒コショウをかける。
それでは、本番に移ろう。
フライパンにオリーブ油大さじ1杯を加え、生姜をのせ、強めの中火で炒める。
カリカリになったところで、生姜を皿に移す。油はそのまま。
ニンニクをフライパンに入れ、やはりカリカリに焼く。
ニンニクも皿に移す。
アスパラガスをフライパンに移して炒める(レシピにはさらに熱を上げてとなっていたが、IHを利用していて、フライパンは中火までとなっているので、強火にすることはできない。仕方なく熱めの中火のままで調理した。stir-fry、すなわち強火でとはならないが堪忍してください)。
火が通ったら、肉をフライパンに移し、蓋をして片面を2分焼き、裏返しして、反対の面を1分焼く(焼き上がりはミディアムレアになる)。
豆鼓醤を大さじ2杯、赤ワインビネガーを大さじ1杯加える。
蓋をして1分ほど焼く。なお途中で一回ひっくり返す。そのあと、食べやすいように肉を切る。
肉、アスパラガスを皿に盛る。
さらにカリカリになった生姜、にんにくをのせる。
そして食卓へ。
豆鼓醤は、我々に馴染みのあるところでは麻婆豆腐で使われていて、黒豆を塩漬けして発酵させたもので、にんにくが加えられている。この料理を作った人のブログの中に、辛すぎたという書き込みがあったので、好みに合わせて調整するとよい。今回は大さじ2杯を用いたが、私には少しから過ぎたが、妻にはちょうど良かったようだ。ワインは昨日の残りの白を用いたが、料理がからかったので、赤ワインの方がよかった。