bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

Quick Steak Stir-Fryに挑戦

横浜市へと流れる恩田川は、町田市側の方は2kmにわたって、400本の桜の木が植えられている。この辺が開発されたころに植栽されたので老木になっているが、まだ頑張って毎年見事なショーを繰り広げてくれる。満開の頃には桜祭りが開催されるが、今年は、昨年に引き続いて中止である。楽しみにしていた人々にとっては、寂しいことだろう。今年の桜は早く、もう咲き始めている。来週になると綺麗に咲きそろうことだろう。コガモもそれを心待ちにしているようで、大勢集まって、川面でえさをついばんでいる。
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同じころに作られた住宅街の桜の並木は、やはり老木となっていたが、倒木の危険があるということで、若い桜の木にとってかわられた。今までのソメイヨシノではなく、ピンク色が少し濃い、華やかな色合いのジンダイアケボノである。ソメイヨシノより開花時期が早いので、いま満開である。何年か経てば桜の名所として復活することだろう。
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アメリカから来たレシピの2つ目。やはりJamie Oliverの”5 Ingredients Quick and Easy”からである。タイトルにstir-fryという単語が使われているが、「(かき混ぜながら)強火ですばやくいためる」という意味である。fryは、油で炒めるあるいは揚げるという意味だが、日本語でのフライとはニュアンスが異なり、炒めるに近い。小麦粉やパン粉を使って揚げる場合には、deep-fryが正しい使い方である。

さて今日の役者は、
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オッと出遅れてしまったものがいる。また白コショウは先走りだ。黒コショウの出番である。
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主演から端役へと列挙すると、
1) ヒレステーキ肉:2x150g(頂いたレシピには4.5オンスの肉2枚)
2) アスパラガス:200g(レシピは12オンス、これは少し多すぎるのではという気もする)
3) 豆鼓醤(トウチジャン):大さじ2杯(レシピはテーブルスプーンとなっていた)
4) ニンニク:4片
5) 生姜:4㎝程度
6) 赤ワインビネガー:大さじ1杯
7) オリーブオイル:大さじ1杯
8) 塩と黒コショウ:適量

まずは下準備。アスパラガスは底の固い部分は切り落とし、2分する。
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生姜は皮むき器を利用して、薄くはぎ取る。
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にんにくは薄切り。
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肉の両面に塩と黒コショウをかける。

それでは、本番に移ろう。
フライパンにオリーブ油大さじ1杯を加え、生姜をのせ、強めの中火で炒める。
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カリカリになったところで、生姜を皿に移す。油はそのまま。
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ニンニクをフライパンに入れ、やはりカリカリに焼く。
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ニンニクも皿に移す。
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アスパラガスをフライパンに移して炒める(レシピにはさらに熱を上げてとなっていたが、IHを利用していて、フライパンは中火までとなっているので、強火にすることはできない。仕方なく熱めの中火のままで調理した。stir-fry、すなわち強火でとはならないが堪忍してください)。
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火が通ったら、肉をフライパンに移し、蓋をして片面を2分焼き、裏返しして、反対の面を1分焼く(焼き上がりはミディアムレアになる)。
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豆鼓醤を大さじ2杯、赤ワインビネガーを大さじ1杯加える。
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蓋をして1分ほど焼く。なお途中で一回ひっくり返す。そのあと、食べやすいように肉を切る。
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肉、アスパラガスを皿に盛る。
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さらにカリカリになった生姜、にんにくをのせる。
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そして食卓へ。
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豆鼓醤は、我々に馴染みのあるところでは麻婆豆腐で使われていて、黒豆を塩漬けして発酵させたもので、にんにくが加えられている。この料理を作った人のブログの中に、辛すぎたという書き込みがあったので、好みに合わせて調整するとよい。今回は大さじ2杯を用いたが、私には少しから過ぎたが、妻にはちょうど良かったようだ。ワインは昨日の残りの白を用いたが、料理がからかったので、赤ワインの方がよかった。