お盆のこの時期、我家の食卓は賑やかになる。男の子ばかり5人の孫たちが押し掛けてくるからだ。幸いなことに、今年は、一人の子が受験のため不参加となったが、それでも育ち盛りの4人の男の子たちの胃袋を満たす食事を作らなければならない。手間をかけずに、作れる料理ということで、パエリアを作ることにした。都合のよいことに、いつもの格安スーパーでムール貝を一昨日購入してきたので、これを用いて作ることとした。
パエリアはスペインのバレンシア地方で生まれた料理で、コメと魚介類、肉などとの炊き込みご飯だ。パエリアという単語は、バレンシア語でフライパンを意味するそうだ。調理するときは、平底の浅くて丸いフライパンを用いているようだ。本場の調理法に従って、料理を作りたいのだが、夫婦二人の我が家には、多人数の料理を作れるようなフライパンもない。さらには、炊飯器も小さい。仕方がないので、作り方はかなり異なるが、ご飯と具を別々に調理して、後から混ぜることにした。
今日の料理に用いた食材は、ムール貝(400g)、パプリカ(一個)、インゲン(25本程度)、シーフード(200g)、米(4合)、コンソメ(2袋、1袋は4.5g)。ムール貝はトマトガーリックソース浸けで、味を出すのに使う。
ご飯は、コンソメを入れて炊飯器で炊き上げる。
炊き上がる時間を見計らって、具材を用意する。
インゲンは、筋を取った後(娘たちは筋はとったことはないといっていたが、僕が子供の頃は、嫌なことの一つであったが、インゲンの筋とりはよく手伝わさせられた)、電子レンジで茹でる。また、パプリカは食べやすい大きさ(6等分して5mmの幅で切った)に切っておく。
これらをオリーブオイルで炒め、塩、コショウをする。
ムール貝も電子レンジで解凍し、温める(600Wで7分だった)。
シーフードはフライパンでそのまま炒め、塩、コショウをした。
炊き上がったご飯を、別のフライパンに移す。そして、ムール貝を除いた食材をご飯の上に移す。この時、ムール貝からのトマトガーリックソースもご飯の上にかける。
次に、軽くかき混ぜて、具材がご飯と混ざるようにする(あまり混ぜるとご飯がべとべとになるので、ほどほどに)。
最後にムール貝をのせて出来上がり。
トマトが嫌いだといっていた孫の一人もおいしそうに食べていた。