別荘では、食事を一人ですることが多い。なんとか、楽しく料理でき、また、おいしく食べられないかと常々考えていた。そんな折、別の用事で立ち寄った、カインズでスキレットを発見した。
この製品、大変な人気になっているようで、大量に仕入れられていた。
直径が12,16,20cmの3種類が用意されていた。お店には、最も小さいものが一番たくさん置かれていたが、ちょっと小さすぎるように思われたので、16cmのものを購入した。
スキレットは、鉄の鋳物なので、熱伝導率が高く、調理しやすい道具だ。難点は、錆びやすいことである。かつては、家庭のフライパンも鉄の鋳物でつくられていたが、錆びやすいのが嫌われて、現在のフライパンに変わったものと思われる。
錆びないようにするためには、シーズニングという処理をしなければならない。そこで、購入後に次のように処理をした。
① 食器用洗剤で洗い、その後、拭いて水気をとった。
② 白っぽい煙が出るまで中火で加熱した。
③ 少しさました後で、オリーブオイル(なければサラダ油などの植物油)で全体に塗った。
また、調理で使用した後も、
① 汚れ物を洗い落とす。
② 軽く火にかけて乾燥する。
③ オリーブオイルを塗っておく。
なお、加熱しているときに別の用事をすると、このことを忘れてしまい過熱しすぎという事故が起こりうるので、ガスコンロからは離れないように心がけよう。
さて、準備ができたので、最も簡単で、最も適しているように思える目玉焼きを作ることにした。
スキレットを加熱し、オリーブオイルを加えて、まず、ベーコンを焼いた。使ったのは、ハーフベーコン4切れである。
焼きあがったところで、皿に移し、次にスキレットで目玉焼きを作った。
焼けてきたところで、塩・胡椒をして、皿に移しておいたベーコンを目玉焼きの上にのせた。
スキレットをプレートの上にのせ、そのまま食する。スキレットの保温効果のおかげで、最後まで、温かい目玉焼きを楽しめた。
なお、ベーコンを焼いた後で取り出さず、その上に卵を割って落として、焼き続けるとベーコンエッグができる。