bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

サーモンと玉ねぎ・ピーマンのクリーム煮

オーブン料理は簡単でよい。手間をかけずに調理できるのにもかかわらず、食卓に並べたときは高級感を醸し出してくれる。このギャップを料理人は楽しむことができる。経済的な言葉を用いれば、費用対効果に優れているということだろう。

でも、良いことばかりではなさそうだ。だんだん慣れてくるに従って、オーブン料理を敬遠するようになってきた。オーブン料理を作るときは、一つしかないスチームオーブンレンジを用いるが、このオーブンレンジは調理前も後も他の目的のために使うことができない。調理前は余熱のためなので我慢できるが、調理後の庫内の熱を冷ます時は面食らう場合が多い。オーブン料理ができた後で、レンジで温めたいと思うことが少なからずあるためだ。それも悪いことに、オーブン料理が出来上がるころに思いつくので始末に悪い。

スチームオーブンレンジの欠点を補ってくれるのがオーブントースターだ。庫内を温める必要もないし、冷ます必要もない。今回は、オーブントースターを用いて、新しい道具の利用法を開拓することにした。

デパ地下の食料品売り場で新鮮な生鮭を見つけた(2切れ購入し、等分に切った)。
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これを利用して「サーモンと玉ねぎ・ピーマンのクリーム煮」を作ることにした。サーモンと玉ねぎだけで作れるので、いたって簡単な料理である。今回は、ピーマンも加えたが、これは衝動的である。生鮭を手にした後に寄った野菜売り場で、ピーマンの安売りをしていた。一袋300円となっていたが、売り子のおばさんが袋に一杯詰めた後で、さらに5個付け加えた。袋からは完全にあふれていたが、これも一袋だからということで、甘い言葉に乗って、買ってしまった。あまりにも、たくさんのピーマンを手にしたので、これも用いることにした。

グラタン皿を二つ用意して、それぞれに。オリーブ油を小さじ1杯たらした。玉ねぎ1/4個を細切りにして、それをグラタン皿の底に敷いた。
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さらに、ピーマン1個を切って、グラタン皿に加えた。
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塩(それぞれに一つまみ)と胡椒(2,3振り)を振りかけた生鮭をグラタン皿に加えた。
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生クリーム(50mg)とサワークリーム(大匙3杯)を別の器でかき混ぜ、これに、塩、胡椒を加える。
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かき混ぜた生クリームとサワークリームを生鮭の上に加える。
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オーブントースターで12分間焼く。
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ディルを上にまぶす。
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さらに、レモンを加えて食卓に供する。
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魚臭さもなく、クリーム味を楽しむことができ、期待通り、コスト・パーフォーマンスのよい料理であった。