bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

プロのレシピでラザーニャ・エミーリア風に挑戦するー仕上げ

4日間かけての調理も、いよいよ最終段階、これまでに作ってきたパスタとソースを使っての仕上げである。ここまでの作業が台無しにならないことを祈りながら、そしてレストランで味わえるような魅力的なディナーとなることを期待して、ラザーニャ・エミーリア風の締めくくりに入った。材料はもちろんこれまでに作ってきたものとパルメザンチーズ、オリーブオイルである。
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最初に、ラザニア皿にオリーブオイルをよく塗った。
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茹でたことで大きくなり過ぎてしまったパスタを、調理ばさみで整えて、ラザニア皿に敷いた。
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その上にミートソースをパスタが見えない程度に薄く敷いた。
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さらにペジャメルソースをミートソースが隠れる程度に薄く流し込んだ。
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そしてパルメザンチーズをふりかけた。食した後の感想だが、もっとたくさん振りかけて、チーズの味がもう少し出るようにした方が良かったと反省している
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さらにパスタを敷いてこの工程を繰り返す。
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そして最後のパスタを敷く。
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このあと大きなミスを犯してしまった。さらにミートソース、ペジャメルソースを敷いた後、パルメザンチーズを敷くべきなのだが、一番上はパスタで覆われるものと勝手な思い込みをして、これらを飛ばして、いきなりパルメザンチーズをふりかけ、オリーブオイルを軽く散らして、オーブンで焼いてしまった。焼く前の姿、
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焼きあがった姿は無残にも、一番上のパスタが焦げていた。
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幸いなことに、材料がたくさんあまっていたので、丸い耐熱皿にも、同じ工程で焼く前のラザーニャを用意しておいた。但しチーズを多くしてみようということで、モッツァレラチーズを一番上に加えてあるという違いはあった。
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しかしラザニア皿での失敗に気がついて、急遽、この上にソースを加え、さらにモッツァレラチーズをのせて、チーズいっぱいのラザーニャを用意し、同じように、200度のオーブンで1時間ほど焼いた。
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この日の食卓を飾ったのは、表面のパスタが焼けてしまったラザーニャであったが、ミートソースとペシャメルソースがうまく溶け合い、内部のパスタのふんわり感と混じりあって、家庭ではなかなか得ることができない、深みのある味で、素晴らしい食卓となり、妻からも好評であった。残念なことに、一番上に置かれたパスタは焦げてしまい、本来のパスタの味を提供してくれなかったものの、焼けたパスタも、歯ごたえがしっかりした美味しいパスタになっていたので、別の料理では使えるのではと予期しない成果が得られた。
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また耐熱皿で焼いたラザーニャは後日食べたが、味が染みていて美味しく、チーズたっぷりにしたので、チーズ味も楽しむことができた。
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初めての長丁場の料理作りを体験した。手順書を読み違えるミスを何か所かで犯したものの、最後までたどり着くことができ、プロのレシピと料理を楽しむことができた。これで作り方が分かったので、再度挑戦し、お客様にも饗せられるような美味しい味のそして見た目にも美しいラザーニャを作れるようになれればと願っているところである。