昨年、ブライン液に浸して、ジューシーなターキーを食べることができたので、今年も、これを利用することにした。ただし、昨年は、塩だけしか利用しなかった。砂糖も一緒に用いるとよいという情報も得ていたが、甘くなるのも嫌だなと思い、塩だけでブライン液を作った。
しかし、最近になって、砂糖を用いると水分がより吸収されるという記事を見たので、昨年とは異なるブライン液を作ることにした。
今年も昨年と同じ大きさのミニ・ターキーを仕入れた。
成城石井に電話をして、確保したのが、このターキーである。お店の方で解凍してくれたので、料理する前の日まで冷蔵庫に保存しておき、最終の夜は冷たい家事室に移した。
今年も、孫たちが23日が都合がよいというので、イブのイブにターキーを食べることにした。朝8時から、ブライン液を作り始めた。水3リットルに対して、塩と砂糖をそれぞれ150g加えた。
バケツの中にビニール袋を二重にし、その中に、水、塩、砂糖を注入した。
ターキーを袋から取り出すと、水が大量にこぼれる。これらの水は、本来、ターキーの中にあったものが、解凍に伴って流れ出てきたものだろう。ターキーの肉をぱさぱさにさせる要因だ。ターキーの重さを量ったら2.9Kgであった。
これをブライン液の中に4時間ほど浸した。
昼食後、ローストの作業に取り組んだ。ローストに使う材料は、以下の通りだ。
ターキーに使う野菜は、臭い消しと出汁が主なので、手ごろな野菜を利用するのだが、今年はどの野菜も高く、屑野菜を用いたという気分にはならなかった。
野菜は、セロリ、ニンジン、キャベツ、玉ねぎ、パセリ、ローズマリーだ。さらに、ジャガイモを一緒に蒸かすことにした。
野菜を細かく切って、オーブン皿にもる(ジャガイモの姿も見えるが、これは、取り出して、後から、オーブンの中に入れた)。
ブライン液から取り出したターキーはこのような感じ。
重さをはかってみたら、3.0Kgであった。水分100gを吸ったことになる。昨年は、ブライン液の変化で吸われた水分の量を推定したが、正確ではなかったと思う。今年のほうが正しい量だ。
冷蔵庫に栗の瓶詰があったので、ターキーの内臓に栗を詰めた。
ターキーは、全身を塩胡椒して、オーブン皿にのせた。内臓から取り出した、首と砂肝も一緒にのせた。
ターキーの上には、一箱のバターを手ごろな大きさに切ってのせた。
オーブンを250度にし10分ほど焼いた。その後、温度を下げて焼く。低温の方がおいしく焼けるという記事を読んだので、去年より10度低くして、170度にした。ポップアップタイマー(写真の真ん中右上にある赤いもの)が上がってくるまで焼いた。これには、1時間40分要した。その間、20分おきぐらいに煮汁をターキーの上にかけた。なお、ジャガイモは、焼きすぎを避けるため、ターキーを焼き始めてから30分後にオーブン皿に加えた。
焼き上がりはこのような感じ。
煮汁を利用して、ターキーにかけるスープを作る。濾した煮汁を鍋に移し、ローリエ一枚とマギーブイヨン一粒をくわえ、煮立ったところで、ウィスキー大匙一杯を加え、アルコールを飛ばして出来上がりだ。
サラダやコーンスープやワインなどと一緒に、孫たちと一緒に5人で食した。
ブライン液から出した後、ターキーは水洗いをしないで、そのまま用いたので、砂糖の甘みが心配であったが、だれも気にしなかった。
孫たちは成長期ということもあり、あっという間に食べられてしまったが、ジューシーで、とても美味しいターキーだった。