今年のテニスのウィンブルドン大会は、天候に恵まれず、雨により試合が中断されたり、延期になったりしている。このため、選手は体調の管理が難しそうだが、錦織選手には良い方向に作用しているようだ。ウィンブルドンの前の試合で脇腹を痛め、その影響が出るのではと心配されていた。しかし、連戦になりそうなときに、雨で試合が翌日に順延されたりして、幸運が続いている。現在、三回戦までは無事に勝ち進んでいる。絶対的な強さを誇っているセルビアのジョコビッチ選手が、ビッグサーバーのクエリー選手に敗退した。これで、錦織選手の優勝のチャンスも高まったので、是非、頑張ってほしい。
昨日は、ラザーニャの材料を買いに、近くのモールに出かけた。猛暑に近い日とあって、涼を求めに来ている客が多いのか、沢山の人が買い物に来ていた。特にすごかったのは、レジに並んでいる客の多さである。これまでも、土曜日は特に混んでいることには気がついていたけれども、それでも、各レジに並んでいる客の数は10人程度であった。しかし、昨日は、40人も50人もの客が並んでいた。そのため、レジに進むように作られている陳列棚のそれぞれで、陳列棚一杯にレジ待ちの客さんが並んでいる始末であった。
料理に合った食材を時間をかけて探そうと思っていた小さな夢は、入店した瞬間に打ち砕かれた。レジ待ちの客を押し分けながら、購入品のリストを見ながら、見つかったものから手に取ることになってしまった。特に、ラザニアの生地とミートソースは時間をかけていいものを探したかったのだが、悔いが残った。
ラザーニャは手のかかる料理である。この料理は、ラザニアにミートソース、チーズ、バジルなどを挟み、その全体をホワイトソースで包んで、オーブンレンジで焼き上げる料理である。また、時間のかかる料理でもある。レストランに行ってラザニアを頼むと、かなりの時間待たされるので、避けている人も多いことと思う。時間がかかるのは、ラザニアを茹でる作業である。これに30分程度時間がかかる。今回はこれをさぼることとし、茹でる必要のないラザニアの生地を手に入れた(バリア製)。また、ミートソースも今回は市販のものを利用した。
今日の料理に利用した食材は下の写真のとおりである。
これらの中で、ラザニア(6枚)の間に挟むのが、ミートソース(250g)、エリンギ(70g、2本程度)、モッツアレラチーズ(50g)、バジル(3枚)である。ラザニアを包むようにかけるホワイトソースには、バター(15g)、薄力粉(15g)、牛乳(300cc)、ナツメグ、塩、コショウを使用する。また、パルメザンチーズは全体にまぶして利用する。
それでは、下準備を始めよう。
エリンギは、真ん中あたりで半分に切った後、5cm幅で縦方向に切る。
フライパンにバターを入れて熱し、色づいてきたら、エリンギを並べて両面を焼く。
これをキッチンペーパーの上に置き、油を取る。
モッツアレラチーズは5mm角に切る。
次はホワイトソースに挑戦だ。ダマができないように、細心の注意を払う。鍋にバターを入れ、熱する。溶け終わるころ薄力粉を入れて、ヘラでかき混ぜる。焦げないように気を付けながら、2-3分、滑らかになるまで、かき混ぜる。いったん火を落とし、牛乳を一気に注ぎ込む。また、火を入れて中火で、ダマができないように泡だて器で素早く混ぜる。
トロ味が出てきたところで、火をとめる。ナツメグ、塩、コショウを加えて混ぜる。その後はふたをしておく(表面に膜ができるのを防ぐ)。
準備が整ったので、ラザニアを積んでいこう。耐熱皿に、オリーブオイルを塗りつける。その上にホワイトソースを表面を覆う程度に加える。そして、ラザニアを1枚おく。
ラザニアの上に、ミートソース、エリンギ、モッツアレラチーズ、さらには、バジルの葉を、材料の1/3ほど、この順番で重ねていく(注意しておくことがある。今回購入したミートソースは260gであった。但し、ラザニアの注意書きに多くの水分をラザニアが吸収するので、50ccほど水を足すこととあったので、その通り、ミートソースに水50ccを加えた)。
1段目ができたので、この上にラザニア2枚を置く。そして、先と同様に、材料をのせる。さらにもう一度(3段目)繰り返し、最後に1枚のラザニアをのせる。
積み重なったラザニアの上からホワイトソースをかける。さらに、パルメザンチーズをまぶす。
ラザニアが水分を十分に吸収するまで20分間放置する。その後、オーブンで、250度15分で焼く。食卓はこのようになった。
また、切り分けられたラザーニャは下の写真の通り。レストランで食べるようなおいしい味でした。
今回も、また、川上文代著『イタリア領地・フランス料理の教科書』を参考にした。