bitterharvest’s diary

A Bitter Harvestは小説の題名。作者は豪州のPeter Yeldham。苦闘の末に勝ちえた偏見からの解放は命との引換になったという悲しい物語

紅葉が素晴らしい九品仏浄真寺を訪問

夏の終わりに訪れた九品仏浄真寺に、昨日(2日)紅葉を愛でに出かけてきた。この寺は大井町線九品仏駅からはすぐ、隣の自由が丘駅からも1km足らず、とても便利なところにある。九品仏という名前が示すように9躯の阿弥陀仏像があり、17世紀に建立された寺である。その由来については、前の記事で紹介した。
bitterharvest.hatenablog.com

この寺は、晩秋の紅葉が綺麗なことでも知られている。紅葉はなんと言っても小春日和の中で見るのが一番である。天気予報では午後からは晴れるということなので、その時間を狙っていった。しかし精度が格段に良くなった天気予報も、季節の変わり目は難しいようで、見事に裏切られてしまった。それでも多くの見物客に混じって写真撮りに精を出した。

焔魔堂と三途の川にかかった橋のあたり。




見学客が争ってカメラを構えていた山門前。

山門を越えた先の参道。緑と紅のコントラストが綺麗だ。写真を撮るのに夢中な女性のセーターの赤も際立っていた。

人を避けての周囲は、


さらに本堂の横、


本堂の中から庭園越しに、



最後は本堂の前で本尊の釈迦牟尼佛像を拝み、素晴らしい紅葉を楽しめたことに感謝した。

写真にも小さく写っているが、山門の前には次回の二十五菩薩来迎会(おめんかぶり)の紹介があった。死後の世界の極楽へ行くにも、それまでの努力や心がけによって、「上品上生」から「下品下生」までの9段階の往生の仕方があり、九品仏の9躯の阿弥陀仏像はそれぞれに対応している。最上級の往生をしたときは、阿弥陀如来が25菩薩を引き連れてお迎えに来てくれるそうで、これを疑似体験できるのが二十五菩薩来迎会である。5月5日に行われるそうなので、そのときにもう一度訪れたいと思っている。